井の頭線への思い入れ(ちょっと長いけれど) 2021-11-12
東京を走る私鉄にはそれぞれ沿線のカラーがあるように思う。その中でも京王井の頭線と東急東横線は群を抜いてお洒落で少し敷居の高い沿線だと子供の頃から思っていた。
京急、京成、西武、東武、小田急・・・やっぱり少し生活感というか下町感というか、そんなものを感じてしまう。
起点、終点がそれぞれ渋谷、吉祥寺という京王井の頭線には同じ生活感であっても少し豊かなものを感じるのが不思議だ。
子供の頃、井の頭線は縁遠い存在だった。吉祥寺以外の街に行くには、やはりJR(当時は国鉄だった)と東西線や丸の内線を利用するのが普通で、井の頭線を使うのは、年に1、2回、渋谷に映画を観に行くときくらいのものだったように思う。
そんな僕も社会人になって都心で働くようになると、虎ノ門や青山といった場所に行くことも増えて、井の頭線をつかって吉祥寺に戻ってくることが多くなった。あの頃、井の頭線の吉祥寺駅を出て、階段を下ったところにあった『Booksいづみ』の前で君と待ち合わせたことを懐かしく思い出す。
今は、あまり電車を利用することがなくなってしまったけれど、井の頭線に感じるお洒落な感じは変わらない。
たまには井の頭線で都心にお出かけしてみようかな・・・
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