思い出 2019-01-07
末広通り沿いの空きテナント。ティーカップの中で仔猫くんが待っていたお店が、ギャラリーになっていました。
フェルメールの『真珠の耳飾の少女』の複製が飾ってあります。この絵には苦い思い出があります。
有名な絵画を猫さんで置き換えて描くという展覧会がありました。この絵の少女も可愛い三毛猫さんになっていたと思う。
僕も猫が好きだけど、君はもっと猫さんが好きだったから、その展覧会のチケットを手に入れて、お正月にでかけましたね。
もう僕と君のお別れの時が近かったから、君は本当に辛そうだったけれど、猫さんの絵に囲まれていましたっけ。
あの頃の日々のことを思い出すと僕はまだ涙がこみ上げてきてしまう。
時は少しずつ、でも確実に流れていきます。3年間で変わってしまったことも沢山ありました。このテナントも変わっていくんだろうなぁ。
できれば苦い思い出のあるこの絵は外して、君の好きだったレモン色の風が流れるような、そんな明るい場所になってほしい。そんなことを考えています。
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