心変わり 2017-07-27
去年の年末近くに、僕には少し心が暖まる出会いがありました。
もう一度、前を向いて、新たな思い出を積み重ねていこうかと思っていました。
僕も、その人もこんな暮れなずんでいく街に灯りがともっていくのを見るのが好きでした。
でも、僕とその人には、やはり大きな違いがありました。
僕はきっと、この街に吹く風が、緑の木々の香が、柔らかな陽の光が好きなんだと思う。
晴れた日には外に思い切り洗ったシーツを干して、空に星が瞬く頃には、お日様の匂いがするシーツに包まって眠る。そんな生活ができることに幸せを感じてしまう。いろいろな無理をして、港区や代官山で過ごしたいなんて思わない。
60になっても70になっても、筋肉質の身体にTシャツとジーンズ姿でコーラ片手にこの街にいたい。
僕の価値観はそんなことに端的に現れています。
いくら鈍い僕でもわかるよ。君の心が変わったことくらい。君とは住む世界が違うことくらい。
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